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2014年

4月

11日

ポイントカードからの逃避行

 

 

ポイントカードが怖い。

 

「近年のポイントカードは角も丸いし、舐めても苦くないですよ!」と
いくら発破をかけられたって、怖いものは怖いのだ。

 

なぜ怖いか。

 

 

ローソンで買い物をすると、「ポンタカード」というポイントカードを提示するように勧められる。

 

 

そのカードにはたぬきのキャラクターが描かれており、これはたぬきの擬態語のポンと
ポイントという言葉をかけた天才の所業としか思えない仕事ぶりなんだけど、
まあそれは置いといて。

 

 

僕はこのポイントカードをいちいち出すというのが煩わしくて仕方がない。

ローソンなんてしょっちゅう訪れているのにその度にカードを出していたら、

僕の人生はカードを出すだけの一生で終わってしまう、そんなのは嫌だ。

 

 

まぁ僕がポンタカードを作るなんて真似をしていなければ、
無い袖は振れませんぜ旦那、と大手を振ってスルーできるのだが、
過去の自分の大馬鹿野郎、うんこの友達、国家が認めた諸悪の根源、

あろうことかそのポンタカードを作ったことがあり、財布の中にも入っちゃってるのである。

 

 

ポイントカードは出したくない、しかしポイントカードを持っている。
このジレンマったらありゃしない。

 

 

そのせいで僕はローソンで買い物をするたびに、財布のカード入れに挟まっている
ポンタカードを指で隠しながら、店員の「ポンタカードをお持ちですか?」という問いかけに
公文のマークみたいな微妙な顔で「いいえ」と首を振っているのだ。

 

 

もしポイントカードの提示を拒否しておきながらポイントカードを持っているのが店員にバレたら、

そのローソンのバックヤード内での僕のあだ名が「ポイントアレルギー野郎」とかに

なってしまうかもしれないと思うと、僕はポイントカードを持つことが恐ろしくて仕方がない。

 

 

このポイントカードを高尾山の火口に捨てる旅にでようかと思ったが、

それだと今まで貯めてきたポイントたちに申し訳がない気もしてくる。

 

まったく、世の中が生きにくいのか、自分が生きるのに不器用なのか分からない。

 

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